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中小企業の経費精算・請求書処理をSaaSで自動化する方法|バクラク・マネーフォワード・invox徹底比較

2026.03.10

/最終更新日:

経費精算の申請・承認のために紙の領収書を集め、Excelで集計して経理に提出——こうした手作業がまだ残っている中小企業は少なくありません。2024年1月からの電子帳簿保存法の完全義務化、2023年10月からのインボイス制度への対応も、手作業では対応コストが膨らむ一方です。

本記事では、経費精算・請求書処理をSaaSで自動化する方法と、主要3製品(バクラク・マネーフォワード クラウド・invox)の比較を解説します。

この記事でわかること:

  • 経費精算・請求書処理の手作業で発生しているコストと課題
  • バクラク・マネーフォワード・invoxの違いと選定基準
  • 電子帳簿保存法・インボイス制度への対応状況
  • c3indexを通じた無料相談・導入支援の活用方法

想定読者

  • 経費精算・請求書処理の手作業を削減したい経理・総務担当者
  • 電子帳簿保存法・インボイス制度への対応SaaSを検討している方
  • 複数の会計SaaSを比較しているが決め手がない中小企業の情シス・経営者

手作業の経費精算・請求書処理が抱えるコスト

手作業による経費精算・請求書処理の実態を数字で見てみます。

経費精算の場合

  • 従業員1人あたりの申請作業:月平均30〜60分
  • 経理担当の確認・入力作業:申請1件あたり5〜10分
  • 経費精算の承認リードタイム:平均3〜5日

従業員100名・月間経費精算300件の企業では、経理担当者が毎月25〜50時間を経費処理に費やしている計算になります。

請求書処理(受取)の場合

  • 受取請求書の郵送受領・PDFダウンロード・システム入力:1件あたり5〜15分
  • 月間100件の請求書を処理する場合、毎月8〜25時間が手作業に取られる

法改正対応のリスク

  • 電子帳簿保存法では、電子で受け取った請求書は電子で保管する義務がある
  • インボイス制度では、適格請求書発行事業者の登録番号確認が必要になった
  • 手作業での対応は確認漏れ・保管ミスのリスクが高い

自動化SaaSで解決できること

経費精算・請求書処理SaaSを導入することで、以下が実現できます。

課題SaaSで解決できること
領収書の手入力OCRで自動読み取り・AI自動仕分け
申請フローが手動ワークフロー自動化・スマートフォン承認
請求書の郵送受け取り電子受取・OCR自動登録
電子帳簿保存法への対応法令要件を満たした電子保管を自動化
インボイス登録番号の確認国税庁DBとの自動照合
会計システムへの入力仕訳データの自動連携

バクラク・マネーフォワード・invox 比較表

3製品を主要観点で比較します。

比較項目バクラクマネーフォワード クラウドinvox
経費精算○ バクラク経費精算○ MFクラウド経費△ 経費はオプション
受取請求書○ バクラク請求書受取○ MFクラウド債務支払○ invox受取請求書
発行請求書○ バクラク請求書発行○ MFクラウド請求書○ invox発行請求書
電子帳簿保存法○ 完全対応○ 完全対応○ 完全対応
インボイス対応○ 登録番号自動照合○ 登録番号自動照合○ 登録番号自動照合
会計連携freee/MF/弥生/勘定奉行等freee/MFクラウド会計freee/MFクラウド/弥生等
向いている規模100名〜(中堅〜)10名〜(中小〜中堅)30名〜(中小〜中堅)
特徴承認フロー自動化・分析が充実会計まで一気通貫で管理できる受取請求書の自動化に特化

各製品の詳細解説

バクラク(LayerX)

バクラクは、経費精算・請求書受取・請求書発行・申請ワークフロー・電子帳簿保存・勤怠まで、バックオフィス業務全体をカバーするSaaS群です。

経費精算(バクラク経費精算)

  • 領収書をスマートフォンで撮影するだけでOCR自動入力
  • 申請→承認→振込まで一気通貫で自動化
  • 交通費の自動計算(ICカード連携)に対応

請求書受取(バクラク請求書受取)

  • 郵送・PDF・電子データを問わず、すべての請求書を一元管理
  • AIが金額・振込先・勘定科目を自動読み取り
  • インボイス登録番号を国税庁データベースと自動照合

バクラクが向いている企業

  • 申請ワークフロー(経費・稟議・契約など)の自動化を幅広く行いたい企業
  • 経費精算・請求書・勤怠を統合したバックオフィス改革を進めたい企業
  • 従業員100名以上で管理コストが課題になっている企業

マネーフォワード クラウド

マネーフォワード クラウドは、会計・確定申告・請求書・経費・給与・勤怠まで、財務・経理に必要な機能をシリーズで提供するSaaS群です。

マネーフォワード クラウド経費

  • スマートフォンアプリによる領収書撮影・OCR自動入力
  • 交通系ICカード連携で交通費を自動取得
  • マネーフォワード クラウド会計への自動連携で仕訳が自動生成される

マネーフォワード クラウド債務支払(請求書受取)

  • 受取請求書のAI-OCR処理・電子保管
  • インボイス登録番号の自動チェック
  • 振込データをネットバンキングへ直接送信できる

マネーフォワード クラウドが向いている企業

  • すでにマネーフォワード クラウド会計を使っている企業(一気通貫で管理できる)
  • 経費・請求書・給与・勤怠をまとめて一つのベンダーに統合したい企業
  • 中小企業〜中堅企業で、freee以外のSaaSを選びたい企業

invox(Invox)

invoxは、受取請求書・発行請求書・電子帳簿保存に特化したSaaSです。請求書処理の自動化を最優先に設計されており、受取請求書の自動処理精度が業界内でも評価されています。

invox受取請求書

  • 請求書を受け取るだけで自動的に処理(AI-OCRの精度が高い)
  • 電子帳簿保存法の要件を自動で満たす電子保管
  • 主要会計ソフト(freee・マネーフォワード・弥生・勘定奉行)と連携

invox発行請求書

  • 適格請求書(インボイス)の自動発行
  • 承認フロー付きで、発行前の上長確認ができる

invoxが向いている企業

  • 受取請求書の処理自動化を最優先で進めたい企業
  • 既存の会計システムはそのままで、請求書処理だけ自動化したい企業
  • 紙・PDF混在の請求書を大量に処理している企業

楽楽シリーズ(楽楽精算・楽楽明細)についても

楽楽精算

  • 国内経費精算SaaSでシェアトップクラス
  • 交通費・出張費・立替精算の申請〜承認〜振込を自動化
  • 大手・中堅企業での導入実績が多く、複雑な承認フローにも対応

楽楽明細

  • 請求書・納品書・支払明細などの帳票をクラウド上で発行・送付
  • 郵送コスト削減・ペーパーレス請求書発行に特化

電子帳簿保存法・インボイス対応はどの製品でも基本対応

上記の主要SaaSはいずれも電子帳簿保存法・インボイス制度への対応を行っています。ただし、以下の点は製品ごとに確認が必要です。

  • 電子取引データの保存要件:タイムスタンプ付与・検索機能の要件を満たしているか
  • インボイス登録番号照合:国税庁データベースとのリアルタイム照合に対応しているか
  • 対応している取引区分:課税・非課税・免税・輸出取引など
  • 既存会計システムとの仕訳連携:自動仕訳の科目マッピングが自社の会計科目に合うか

経費・請求書SaaS選定の比較検討をc3indexに任せる理由

バクラク・マネーフォワード・invox・楽楽精算——それぞれ何が違うのか理解できても、「結局自社にはどれが合うのか」の判断は難しいものです。ベンダーに直接問い合わせれば自社製品を勧められ、比較サイトは一覧を見せるだけで選んでくれない。

c3indexへの相談は、その「判断」を代行することです。

比較検討を放棄できる
現状の業務フロー・会計システム・請求書の月間処理件数・電子帳簿保存法の対応状況をヒアリングした上で、最適な製品を2〜3本に絞り込んで提案します。

特定製品への肩入れなし
Cloud Service Conciergeを通じて複数のベンダーを取り扱っており、特定製品の販売目標に基づいた推薦は行いません。「invoxが自社に合わない場合はマネーフォワードを」という判断も、中立な立場からできます。

SIerの目線で既存システムとの連携を確認する
「弥生会計に繋がるか」「SAP・勘定奉行との仕訳連携はどうか」「基幹の発注データと請求書の照合を自動化できるか」——この種の技術的な判断は、SaaS比較サイトでは答えが出ません。c3indexはSIerとしての技術目線で、既存環境との接続可否まで踏み込んで確認します。

c3indexはCloud Service Concierge(SB C&S運営)のパートナーとして、バクラク・マネーフォワード クラウド・invox・楽楽シリーズを含む会計・経理SaaSの選定・導入支援を無料で行っています。

ご相談できること:

  • 自社の業務フロー・会計システム・利用規模に合った製品の絞り込み
  • 既存の会計ソフト(弥生・勘定奉行・SAP・その他基幹システム)との連携可否の確認
  • トライアル・デモの手配・設定支援
  • 電子帳簿保存法・インボイス対応の要件整理と適合確認

よくある質問

Q. すでに弥生会計を使っています。連携できるSaaSはありますか?

A. バクラク・invox・楽楽精算などは弥生会計との連携に対応しています。経費データを弥生会計に自動連携することで、手入力が不要になります。詳細な連携設定はご相談ください。

Q. 製造業の場合、発注書・納品書の電子化にも対応できますか?

A. 請求書以外の帳票(発注書・納品書・検収書)の電子化も、製品によって対応範囲が異なります。自社のどの帳票を電子化したいかを整理してからご相談ください。

Q. 従業員が少ない中小企業でも費用対効果がありますか?

A. 従業員20〜30名規模でも、経費精算SaaSの導入で月5〜10時間の工数削減が見込める場合があります。ご相談時に現状の工数と対象件数をお伝えいただければ、費用対効果の概算をお見せします。

Q. クラウドSaaSへのデータ移行はどうなりますか?

A. 既存のExcelや会計ソフトからのデータ移行についても、導入支援の中でサポートします。移行データの整理・インポート手順まで含めてご案内します。


まとめ

経費精算・請求書処理SaaSの特徴はこの記事で把握できます。ただし「どれが自社に合うか」の判断は、製品の機能だけでは決まりません。

  • 比較検討を任せる:業務フロー・会計システム・処理件数を話すだけで候補を絞り込む
  • 中立な選定:バクラクを勧めるべき場面もあれば、invoxが正解の場面もある。利益相反なく判断できる
  • SIerの技術目線:弥生・勘定奉行・SAP・基幹システムとの連携可否まで踏み込んで確認できる

製品の比較で迷ったら、比較検討の工数をc3indexに委ねてください。