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おすすめの脆弱性診断サービスを6選紹介|サービスを比較するときのポイントとは?

2024.01.18

脆弱性診断サービスは、Webサイトやアプリケーション、ネットワークなどのセキュリティの脆弱性を調べるものです。

本記事では、脆弱性診断サービスの説明をはじめ、サービスを比較する際のポイントをご紹介します。

そのほか、おすすめの脆弱性診断サービスもお伝えするので、どのサービスを利用しようか迷っている場合はぜひ参考にしてください。

脆弱性診断サービスとは?

脆弱性診断サービスとは、コンピュータシステム、ネットワーク、Webアプリケーションなどのセキュリティ脆弱性を特定して評価するためのサービスです。

外部のセキュリティ専門家またはセキュリティ会社によって提供されており、組織のセキュリティ状態を把握して改善策を講じるのに役立つでしょう。

一般的には、自動化されたツールを使用してシステムやネットワークをスキャンし、既知の脆弱性を探します。これにはソフトウェアのバグ、設定の誤り、セキュリティアップデートの欠如などが含まれます。

見つかった脆弱性は、それらがもたらす潜在的なリスクを分析します。分析により、どの脆弱性が最も重大な影響を与え得るかを理解できるようになるでしょう。

脆弱性診断サービスを比較するポイント

ここでは、脆弱性診断サービスを比較するポイントを4つご紹介します。

予算内におさまるか

脆弱性診断サービスの価格は、提供するサービスの範囲、使用するツールや技術、専門知識のレベルによって異なります。予算に合ったサービスを選ぶ際、コストと提供されるサービスの範囲を慎重に比較することがポイントです。

予算を考慮しつつ、組織にとって必要不可欠なサービスレベルを特定しましょう。全てのシステムを網羅する広範囲な診断が必要か、特定の領域に焦点を当てた診断で十分かを検討します。

またサービスの価格だけでなく、サービスによって得られるセキュリティ強化の効果も考慮する必要があります。高価でも質の高い診断が長期的にはコスト削減につながる可能性もあるでしょう。

見積もりや契約時に、追加の費用が発生しないように注意が必要です。サービス後のサポートや追加のセキュリティ推奨などに追加料金がかかる場合があります。

診断方法が適切であるか

診断が組織のニーズに合っているか、または特定の要件を満たしているかを確認します。たとえば、Webアプリケーション、ネットワークインフラ、クラウドサービスなど、特定の領域に焦点を当てる必要があるでしょう。

また、診断に使用されるツールや技術が最新かつ効果的であることを確認します。古いツールや手法では、新しいタイプの脆弱性を見落としてしまうケースがあります。

自動スキャンと手動の専門家による評価のバランスが取れているサービスは、最適な診断サービスといえるでしょう。自動スキャンだけでは見逃されがちな複雑な脆弱性を、手動の評価で補完するものもあります。

脆弱性診断の結果を適切に分析し、具体的なリスクと影響について専門家が解釈できるかどうかも重要です。単なる脆弱性リストよりも、リスクの文脈における評価が求められます。

診断できる項目が要望に合っているか

提供される脆弱性診断サービスの範囲が、組織の要件や懸念事項に合致しているかを確認しましょう。これには、ネットワークセキュリティ、アプリケーションセキュリティ、クラウド環境、物理的セキュリティなど、さまざまな領域が含まれる可能性があります。

組織特有のニーズに応じて、診断項目をカスタマイズできるかも確認しておきましょう。一部のサービス提供者は、特定の要件や目標に合わせて診断プロセスを調整できるケースがあります。

診断サービスが発見した脆弱性を詳細に分類し、それぞれのリスクレベルを評価する能力を持っているかも重要です。これにより、優先度の高い問題に迅速に対応できるでしょう。

サポート体制が整っているか

診断を開始する前に組織のニーズや目的を理解し、それにもとづいてサービスをカスタマイズできるかどうかが重要です。事前のコンサルテーションを通じて、期待に合ったサービスが提供されるかを確認しましょう。

診断結果の報告後に、見つかった脆弱性に対する具体的な修正策や改善の提案があるかが重要です。提案を実施する際、フォローアップサポートやガイダンスが提供されているものがおすすめです。

また、セキュリティインシデントや重大な脆弱性が発見された場合の緊急対応体制が整っているかを確認しましょう。迅速な対応が求められる状況でのサポートの質が、サービスの信頼性を大きく左右するでしょう。

診断サービスが一度きりの取引ではなく、継続的なセキュリティ強化のパートナーとして機能するかどうかを評価します。定期的なアップデートやセキュリティトレンドに関する情報提供などが含まれます。

おすすめの脆弱性診断サービス6選

ここでは、おすすめの脆弱性診断サービスを6個ご紹介します。

シースリーインデックス株式会社

シースリーインデックス株式会社は、Web脆弱性診断サービスを提供している会社です。セキュリティに精通したエンジニアが攻撃者に代わって企業のセキュリティの弱点を見つけ、危険度を診断・改善の提案を行います。

診断は、すべてWEB上で行うので簡単に導入できます。WEB脆弱性診断を受けたあとは、東京日動火災保険株式会社のサイバーリスク保険が1年間無料で提供されます。最大1,000万円までの保障を受けられるので、安心してサービスを利用できるでしょう。

脆弱性診断サービスは、トライアル診断・ベーシック診断・クイック診断の3種類に分けられます。トライアル診断は、項目を絞って手軽に行えるサービスです。基本料金20万円、報告会料金が15万円です。

ベーシック診断は、手動診断とツール診断を組み合わせて全体的にチェックするサービスです。エントリープラン・スタンダードプラン・プレミアムプランの3つに分けられており、40万円から利用できます。

クイック診断は、ツールを使って高速チェックできるサービスです。基本料金が20万円から、報告会料金が15万円です。

株式会社ラック

株式会社ラックは、熟練エンジニアが最新の知識と独自ノウハウを活かして脆弱性診断サービスを提供している会社です。攻撃者の視点から様々な疑似攻撃を考察・診断することで、見つけにくい脆弱性にも対応できます。

診断後は、プロの視点からシステム特性と診断結果を踏まえた実効的なセキュリティ対策を提案することが可能です。年間診断実績は25,000件システム以上、診断実績27年以上、顧客満足度83%を誇っています。

診断対象となるのは、WebアプリケーションやWebサイト、サーバー、ネットワーク機器、スマホアプリケーション、クラウドSaaSなどさまざまです。診断報告書は、診断したシステムにはどんなリスクがあるかを一目で把握でき、脆弱性の修正に役立つ解説と検証例がわかるようになっています。

料金は、1サイト30万円からです。スマホアプリケーションを診断する場合は、年額84万円または月額7万円で依頼できます。

NTTビジネスソリューションズ株式会社

NTTビジネスソリューションズ株式会社は、NTT西日本グループのWebサイトを守っているセキュリティのエキスパートが脆弱性診断サービスを行っている会社です。診断後は、発見された脆弱性それぞれの優先度を明確にし、具体的な対策・方針を提案します。

NTTビジネスソリューションズの提供する脆弱性診断サービスは、経済産業省の情報セキュリティサービス基準適合リストに登録されています。そのため、情報セキュリティサービスに関する一定の技術力や品質を満たしていることがわかるでしょう。

脆弱性診断サービスで得られた結果から報告書を作成し、発見された脆弱性の優先度を明確にします。90日間のメールサポート期間を設けており、報告内容に対して気軽に質問することが可能です。

料金は、要問い合わせです。

GMOサイバーセキュリティbyイエラエ株式会社

GMOサイバーセキュリティbyイエラエ株式会社は、Webアプリ脆弱性診断、プラットフォーム診断、スマホアプリ脆弱性診断、ペネトレーションテストなどさまざまなサービスを提供している会社です。国内トップクラスのホワイトハッカーが多数在籍しています。

攻撃手法に関する豊富な知識と最先端の技術を持つホワイトハッカーが想定している敵となっており、セキュリティ上の問題の可視化と課題解決をサポートします。 1年間の無料自動診断サービスがついている点が特徴です。

ツールによる診断サービスと、手動による診断サービスを提供しています。ツールを活用すると網羅的な診断を行うことができ、手動による脆弱性診断ではツールでは検出できない診断項目を確認できます。

料金は、要問い合わせです。

NECソリューションイノベータ株式会社

NECソリューションイノベータ株式会社は、多様なシステムに携わってきたセキュリティのエキスパートが診断サービスを行っている会社です。検出された脆弱性を分析し、優先度に応じた具体的な対策・方針を提案します。

提案するだけではなく、改善策の導入・実施までをトータルでサポートします。年間300件を超える診断実績から蓄えられたノウハウを生かし、専門的な診断を行うので信頼性が高いでしょう。

Webアプリケーション脆弱性診断サービスと、プラットフォーム脆弱性診断サービスの2種類を提供しています。料金は、要問い合わせです。

株式会社日立ソリューションズ

株式会社日立ソリューションズは、専門技術者が脆弱性診断を実施している会社です。

Webアプリケーションやネットワーク機器、OSやミドルウェアが外部から不正にアクセスされるような脆弱性はないか、不要な通信ポートから攻撃されるような脆弱性がないかなど、用途に応じてさまざまな脆弱性を調査します。

株式会社日立ソリューションズは、Webアプリケーション診断・ネットワーク型診断・クラウドセキュリティ診断・無線LAN診断・ホスト型診断・個別アプリケーション診断・ペネトレーションテストのさまざまなサービスを提供しています。

Webアプリケーション診断は3週間〜、ネットワーク診断は2週間〜、ホスト型診断は2週間〜個別アプリケーション診断は3週間〜対応が可能です。料金は、要問い合わせです。

まとめ

脆弱性診断サービスは、システムやネットワークのセキュリティ脆弱性を特定・評価するためのサービスです。

サービスを選ぶときは、予算内に収まるか、診断方法が適切であるか、要望に合った診断項目が提供されているかなどを確認することがポイントです。

シースリーインデックス株式会社をはじめ、さまざまな企業で脆弱性診断サービスが提供されています。

本記事でご紹介したおすすめのサービスを参考に、組織の具体的なニーズと要件に最適なものを選ぶと良いでしょう。

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