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暗黙知と形式知とは?意味・具体例からナレッジマネジメントでの活かし方まで徹底解説

2025.12.18

/最終更新日:

暗黙知と形式知とは

「ベテラン社員の仕事を真似しようとしても、なぜか同じ成果が出ない」
「マニュアルはあるのに、現場では結局“経験者に聞く”ことになる」

こうした状況の背景には、暗黙知と形式知の違いが深く関係しています。
企業の中には多くの知識が存在しますが、そのすべてが言語化・共有されているわけではありません。

本記事では、「暗黙知と形式知」についての基本情報と、それぞれの具体例、業務や組織に与える影響、そしてナレッジマネジメントにおいてどう扱うべきかまでを解説します。

ナレッジマネジメントの概要や具体例に関しては、下記の関連記事も参考にしてください。
👉ナレッジマネジメントとは?意味・目的・具体例をわかりやすく解説【2025年最新版】

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暗黙知と形式知とは?まず押さえておきたい基本情報

暗黙知とは

暗黙知とは、個人の経験や感覚、直感に基づく知識で、言葉や文章にしにくいものを指します。
長年の業務経験を通じて身についた判断力やコツが代表的です。

たとえば

  • ベテラン営業が「この顧客は今は攻めない方がいい」と判断する感覚
  • 熟練オペレーターが音や振動で異常を察知する力
  • クレーム対応で「ここは一度謝った方が早い」と判断できる勘

これらは非常に価値の高い知識ですが、本人にとっては「当たり前」になっているため、言語化されないことが多く、結果として他者に共有されません。

形式知とは

一方、形式知とは、文章・数値・図表などの形で表現され、誰でも理解・再利用できる知識を指します。

具体的には

  • 業務マニュアル
  • 手順書
  • 仕様書
  • FAQ
  • 業務フロー図

などが形式知にあたります。

形式知は、場所や人を選ばずに共有できるため、組織として知識を蓄積・活用するうえで欠かせません。

なぜこの2つを区別する必要があるのか

暗黙知と形式知の違いを理解することは、ナレッジマネジメントの出発点です。
なぜなら、組織の中で価値を生んでいる知識の多くは暗黙知であり、それが共有されていないことが課題の本質だからです。

暗黙知と形式知の違い|具体例

現場業務における暗黙知の例

暗黙知は、特に現場業務・対人業務で多く見られます。

営業の世界では、「この顧客は数字よりも関係性を重視する」「今は提案よりも情報提供の方が効果的」といった判断が、明文化されないまま行われています。

カスタマーサポートでは、「この言い回しを使うと相手が落ち着く」「このタイプのクレームは先に選択肢を出す方が良い」といった対応ノウハウが、個人の経験に依存しています。

形式知として整理されている例

一方で

  • 新人向けの業務手順書
  • システム操作マニュアル
  • よくある質問をまとめたFAQ

これらは形式知として整理されており、誰でも同じ内容を参照できます。

ただし、形式知だけでは対応しきれないケースも多く、暗黙知と形式知の間にギャップが生まれやすいのが実情です。

暗黙知が多い組織で起こる問題

属人化が進みやすい

暗黙知が形式知に変換されないまま放置されると「その人にしかできない仕事」が増えます。
これは、属人化の典型的なパターンです。担当者が休職・退職した際に
「なぜこのやり方をしていたのか分からない」
「判断の基準が分からない」
といった問題が発生します。

人材育成が進まない

暗黙知が共有されていない環境では、新人は「見て覚える」しかありません。
結果として、育成スピードにばらつきが生じ、教育コストも増大します。

業務品質が安定しない

暗黙知に頼った業務は、個人差が大きくなります。
同じ業務でも担当者によって成果や品質が異なるため、組織としての再現性が低下します。

属人化に関しては、下記の関連記事も参考にしてください。

👉属人化とは?意味・原因・リスクから防止策まで徹底解説

なぜ暗黙知は形式知にしづらいのか

本人が「知識」と認識していない

暗黙知は、本人にとって無意識レベルで行われていることが多く、「それが知識だ」という自覚がありません。

そのため、「書いてください」と言われても、何を書けばよいか分からないケースが多くあります。

言語化に時間と労力がかかる

暗黙知を形式知に変換するには、背景・判断基準・注意点などを整理する必要があります。
これは想像以上に時間と労力がかかる作業です。

書いても使われない経験がある

過去にマニュアル化したものの、「誰も読んでいない」「結局聞いた方が早い」
という経験があると、形式知化へのモチベーションが下がります。

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暗黙知と形式知をつなぐ考え方(SECIモデルの視点)

ナレッジマネジメントの分野では、暗黙知と形式知の関係を説明する理論としてSECIモデルが知られています。

SECIモデルでは

  • 暗黙知を共有する
  • 暗黙知を形式知に変換する
  • 形式知を組み合わせる
  • それを再び個人が体得する

という循環が重要だとされています。重要なのは、暗黙知をすべて完全に文章化することが目的ではないという点です。
業務で再現可能なレベルまで落とし込めれば、それは十分な形式知になります。

ナレッジマネジメントにおける暗黙知と形式知の扱い方

ナレッジマネジメントとは、暗黙知と形式知を循環させ、組織全体で活用できる状態を作る取り組みです。

形式知だけを増やしても

  • 現場で使われない
  • 古くなって形骸化する

といった問題が起こります。

一方、暗黙知だけに頼ると

  • 属人化が進む
  • 知識が継承されない

というリスクが高まります。ナレッジマネジメントでは「どこまでを形式知にするか」「どの暗黙知を共有すべきか」
を見極めながら、バランスよく設計することが重要です。

暗黙知を形式知に変換するための実践的アプローチ

完璧なマニュアルを目指さない

暗黙知の形式知化で失敗しやすいのは、「完璧なマニュアルを作ろうとすること」です。

重要なのは

  • 判断のポイント
  • 失敗しやすい箇所
  • 注意すべき例外

といった実務で役立つ要素を切り出すことです。

Q&A形式・事例形式を活用する

「なぜそう判断したのか?」
「どんなケースで失敗したか?」

こうした問いに答える形で整理すると、暗黙知を言語化しやすくなります。

暗黙知・形式知の活用を支えるツールの重要性

暗黙知と形式知を扱うには

  • 書きやすい
  • 探しやすい
  • 更新しやすい

環境が欠かせません。

ナレッジマネジメントツールは、暗黙知を形式知として残し、必要なときに再利用するための土台となります。

検索性が低い、更新しづらいツールでは、知識はすぐに形骸化します。
「使われ続ける設計」が非常に重要です。

最新トレンド:AIと検索技術が変えるナレッジマネジメント

近年のナレッジマネジメントでは、AI技術の活用が大きな変化をもたらしています。技術が進化したことで、「人が整理する」「人が探す」という作業が劇的に減りつつあります。

  • AI検索:質問文の意図を理解し、最適な情報を提示
  • 自動タグ付け:文書を解析し、自動で分類・関連づけ
  • 要約生成:長文資料を短時間で理解できる要約を生成
  • 関連ナレッジ提案:閲覧中の内容に基づき、関連情報を自動表示

従来の「人が探して整理する」作業を大幅に削減。
社員は“情報を探す時間”を減らし、“知識を使う時間”を増やせるようになっています。

AIによるナレッジマネジメントは、単なる効率化ではなく、「知識が自然に循環する環境」を作るという点で、従来の仕組みを大きく超える存在となりつつあります。

AIナレッジ管理プラットフォーム「Knouza(ノウザ)」とは?

ナレッジマネジメントを現実的に支援するプラットフォームとして注目されているのが、「Knouza(ノウザ)」です。

Knouzaは、AIを活用して社内に散らばる文書・議事録・対応履歴などを自動整理し、
必要な情報を瞬時に引き出せるナレッジ管理プラットフォームです。

主な特長は以下の通りです。

  • 自然言語検索に対応:質問文で検索でき、目的の資料を瞬時に特定。
  • AIによる要約・タグ生成:投稿時の手間を減らし、情報整理を自動化。
  • 自社AWS環境での高セキュリティ運用:機密情報も安心して管理可能。
  • 買い切り型:導入コストが圧倒的に低く、続けやすいナレッジ管理を実現。

単なる「情報共有ツール」ではなく、
知識を活かすための“循環装置”としての設計がKnouzaの最大の特長です。

まとめ:暗黙知と形式知を理解することがナレッジ活用の第一歩

暗黙知と形式知の違いを理解することは、ナレッジマネジメントを成功させるための第一歩です。

  • 暗黙知は価値が高いが、共有されにくい
  • 形式知は共有しやすいが、現場で使われないこともある
  • 両者を循環させる仕組みが必要

この視点を持つことで、「なぜナレッジが活用されないのか」「どこから改善すべきか」が明確になります。暗黙知と形式知を意識的に扱える組織は、
知識を単なる情報ではなく、競争力の源泉として活用できるようになります。

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Knouzaは、企業のナレッジを見える化し、チーム全体の生産性を高めるための情報活用プラットフォームです。属人化しがちなノウハウや日々の業務データを一元管理し、検索・共有・分析をスムーズに実現。現場の声を経営判断に生かす仕組みづくりを支援します。C3indexが開発したこのツールは、製造業をはじめとする多様な業界で活用され、組織の「知」を資産へと変える新しいナレッジマネジメントの形を提案します。
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