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システム開発の種類と特徴を紹介|開発事例や手法とは?

2023.10.23

システム開発を検討している方は、システム開発といってもいくつか種類が存在するのをご存じでしょうか。

システム開発の種類によって、開発にかかるコストや使用できるデバイスなどが異なります。

本記事では、システム開発の種類と各システムの特徴をご紹介します。

記事終盤では、システム開発の手法を4種類解説しているので、システム開発の種類とともに手法もチェックしてみましょう。

システム開発の種類一覧

システム開発を行う前に、どのような種類のシステムがあるのか確認しておきましょう。ここでは、システム開発の種類を3つご紹介します。

オープン系システム

オープン系システムは、業界標準のハードウェアやソフトウェア技術を採用しています。異なるベンダーからの製品やソリューションがシステム内で互換性を持ち、共存することが可能です。

由来するベンダーに縛られずに、システムの拡張やアップグレードができます。そのため、システムの成長やビジネスの要求に応じて、柔軟なスケールアウトやスケールアップが可能です。

また標準化されたインターフェースやプロトコルを使用するため、異なるシステムやアプリ間でのデータの共有や連携が容易になります。

特定のベンダーや技術に依存することなく、最適な技術やソリューションを選択できます。

Web系システム

Web系システムとは、Web技術をベースにして構築されたコンピュータシステムやアプリのことです。主にインターネットを通じて、ブラウザからアクセス・操作が可能なシステムを指すことが多いです。

Web系システムは、HTTPやHTTPSといったプロトコルを使用し、クライアントとサーバー間の通信を行います。これらの技術は、Webページの構造、デザイン、動的な操作を実現するための主要な技術です。

またほとんどのWeb系システムは、情報を保存・管理するためにデータベースと連携しています。RDBMSやNoSQLデータベースなどが使用されるケースが多いです。

汎用系システム

汎用系システムとは、汎用機で使用するシステムを開発すること。 汎用機とは、かつて大型企業でよく使われていた大型のコンピュータのことです。 汎用系システムの開発には、高度で専門的な知識が要求されます。

汎用系システムの主な利点は、大規模なデータを高速処理できる点です。 データの抽出、並び替え、加工や分析までを得意とします。 理由としては、ハードウェアの性能の高さだけでなく事務処理に特化したプログラミング言語が用いられていることが挙げられます。 汎用系システムはセキュリティ面の強さもメリットです。

システム開発の特徴を種類別に紹介

ここでは、システム開発の特徴を3種類のシステム開発別にご紹介します。

オープン系システムの特徴

オープン系システムの特徴は、主に3つあります。

コストを抑えられる

オープン系システムは、オープンソースソフトウェアを使用している場合がほとんどです。オープンソースソフトウェアは、ライセンス費用を大幅に節約できる点が特徴です。

オープンソースソフトウェアのライセンスモデルは、商用ソフトウェアのような継続的なライセンス更新コストや予期せぬ価格変更のリスクが低いです。特に、長期的な運用コストを抑えたい場合に適しています。

またオープンソースのプロジェクトやオープン系の技術には、活発なコミュニティが存在することがあります。このコミュニティを通じて、無料で技術サポートや情報共有を受けられるケースがあります。

パソコンで使用するシステムを開発できる

オープン系システムの多くは、商用の大型コンピュータや特殊なハードウェアを必要とせず、一般的なパソコン上で動作する設計となっています。これにより、開発者は手元のパソコンを利用してソフトウェアの開発やテストを行うことが可能です。

オープンソースコミュニティやオープン系の技術周りには、無料で利用できる開発ツールやライブラリが豊富に提供されています。自社に合ったツールを使用することで、効率的に高品質のソフトウェアをパソコン上での開発を実現できるでしょう。

またオープン系システムは、業界標準の技術やプロトコルを採用するケースがほとんどです。結果的に、パソコン上で開発されたソフトウェアも、他のシステムやプラットフォームとの互換性を持つことが容易になります。

柔軟性が高い

オープン系システムは、業界標準の技術やオープンスタンダードを採用していることが多いです。システムやアプリ間の互換性が高まり、組み合わせや拡張が容易になるでしょう。

オープンソースソフトウェアは、そのソースコードが公開されているため、必要に応じてカスタマイズや改変が可能です。これにより、特定の要件やニーズに合わせてシステムを柔軟に調整できます。

またオープン系システムは、特定のハードウェアベンダーに依存することが少ないため、さまざまなハードウェアやインフラストラクチャ上で動作できます。特定の部分だけを変更や拡張することが容易になり、システム全体のアップデートやスケールの変更にも対応しやすくなるでしょう。

Web系システムの特徴

Web系システムの特徴は、主に2つあります。

Webサイトやモバイルサイトで使用するシステムを開発できる

Web系システムは、その名の通り、主にWebブラウザを通じてアクセス・利用されるシステムです。 ユーザが専用のソフトウェアをインストールすることなく、Webブラウザを介してサービスや機能にアクセスできるので、利用者はどのデバイスからでもサービスを利用できます。

インターネット接続があればどこからでもアクセス可能で、場所を選ばない利用が実現できます。またRESTful APIなどの技術を用いることで、異なるシステム間のデータ連携や機能の統合が容易に行えるでしょう。

Web開発に特化したプログラミング言語を使用する

Webのフロントエンドの開発には、HTML、CSS、JavaScriptが使用されることが多いです。特にJavaScriptは、動的なコンテンツの表示やユーザとのインタラクションを担当し、効率的な開発をサポートしています。

Webのバックエンドの開発には、Python、Ruby on Rails、PHP、Node.js、Javaなど、Webアプリ開発に特化したフレームワークや環境が多数存在します。これらは、データベースの操作、APIの提供、認証処理などの複雑なロジックを効率的に実装するための機能やツールを提供するでしょう。

またWebアプリの中核をなすデータベースとのやり取りを効率的に行うために、ORMという技術が多くの言語やフレームワークで採用されています。これにより、複雑なSQLクエリをプログラミング言語のオブジェクトとして直感的に扱うことができるでしょう。

汎用系システムの特徴

汎用系システムの特徴は、主に3つあります。

大型コンピュータを使用する

汎用系システムの開発では、高い処理能力やメモリ容量を持っている大型コンピュータを使用します。大型コンピュータの使用により、複雑な計算や大量のデータ処理、同時に多数のタスクを実行することが可能です。

大型コンピュータは、ハードウェアの追加やシステムの拡張が容易です。結果的に、業務の成長や変化に柔軟に対応できます。

大量なデータの高速処理ができる

汎用系システムは、大量のデータを効率的に処理するための高性能なプロセッサ、高速なメモリ、および高速なI/Oシステムを備えています。これにより、大量のデータに対しても高速処理が可能です。

データ量が多い場合、データの圧縮技術を使用して物理的なストレージ容量を節約するとともに、データの読み書きの速度を向上させることができます。多くの汎用系システムは、効率的なデータ圧縮技術を持っています。

コストが高い

汎用系システムは、大量のデータを高速に処理するための特別に設計された高性能なハードウェアを使用しています。このような高度に最適化されたハードウェアは、コストが高くなる要因のひとつです。

またほとんどの企業では、汎用系システムを長期間にわたって使用するケースが一般的です。サポート契約やアップデート、メンテナンスなどのコストがかさばることで、ほかのシステム開発よりも運用コストが高くなってしまう可能性があります。

システム開発の手法

システム開発を行う際、どのような手法で開発を進めるかを決めることが大切です。ここでは、システム開発の手法を4つご紹介します。

ウォーターフォール型開発

ウォーターフォール型開発は、各フェーズが一方向に進み「滝のように」段階的に進むことからこの名がついています。各段階を順番に進めることで、全体の流れが明確になります。

特に、大規模なプロジェクトや要件がはじめからしっかり固まっている場合に向いています。しかし、変更が難しいという特性から、環境や要件が変わりやすいプロジェクトには適していない場合があるでしょう。

アジャイル型開発

アジャイル型開発は、変化に柔軟に対応しながら開発を進める手法です。開発途中での要件変更やフィードバックを積極的に取り入れ、製品の価値を最大化することを目指す場合におすすめです。

特に、変化の激しい環境や顧客のニーズがはっきりしていない状況での開発に適しています。チームのコミュニケーションや顧客との連携を重視し、柔軟に開発を進めることで、高品質な製品を効率的に作り上げられるでしょう。

プロトタイプ型開発

プロトタイプ開発は、初期の段階で作動するプロトタイプを作成し、それをベースに要件の明確化や改善を進める手法です。プロトタイプをステークホルダーやエンドユーザーに見せることで、具体的なフィードバックや要求を受け取れるでしょう。

特に、エンドユーザーの要望やニーズが明確でない場合や、新しい技術やアイディアを試す場合に適しています。プロトタイプを通じて、具体的なフィードバックを早期に取得し、開発の方向性や要件を明確化していきます。

スパイラル型開発

スパイラル型開発は、反復的かつ段階的にシステムを開発していく手法です。開発段階はスパイラルと呼ばれるフェーズに分けられており、各スパイラルではリスクの評価や顧客のフィードバックの取得などを行います。

各スパイラルを通じてシステムを段階的に改良・拡張していくため、変化する要件や未知のリスクに柔軟に対応できるのが特長です。特に、要件が不明確なプロジェクトや、ユーザーの反応や要望を頻繁に取り入れたい場合に適しています。

まとめ

システム開発は、主にオープン系システム・Web系システム・汎用系システムの3種類に分けられます。オープン系システムは主にパソコンで使用する、Web系システムはWebサイトやモバイルサイトで使用するシステムを開発できる、汎用系システムは大型コンピュータを使用して開発する、などの特徴があります。

またシステム開発を行う際、どのような手法で進めていくのかを決めておきましょう。本記事では、ウォーターフォール型開発・アジャイル型開発・プロトタイピング型開発・スパイラル型開発の4種類の手法について解説しているので、ぜひ手法選びの参考にしてください。